当院において白内障日帰り手術を施行しております。手術の流れをお示しします。
手術までの検査
手術日の前日までに眼内レンズの度数を決める検査と採血などををいたします。
手術日当日
12時までに来院して頂き、瞳を開く点眼を開始します。
13時頃から順番に手術となります。
手術は特に問題なければ20分ほどで終了いたします。
手術後1時間ほど休憩していただきます。
血圧などに問題なければ15時半頃に帰宅できます。
手術翌日、翌々日
手術翌日、翌々日と再診して頂きます。
手術翌日に点眼のさし方をお話します。入浴、メガネのお話もこのときいたします。
尚、当院において手術はすべて院長が執刀しております。
1)単焦点眼内レンズについて
健康保険証の範囲内での治療では単焦点眼内レンズとなります。但し、遠方に焦点を合わせた場合には術後に老眼鏡が必要となります。
費用は1割負担で片眼約16000円程となります。
2)多焦点眼内レンズ(選定療養)について
当院での選定療養費は片眼約25万5千円〜28万5千円(税別)となっています。
参考費用(片眼)
多焦点乱視無し(Panoptix、Vivity、Odyssey、Finevision) 約25万5千円(税別)
多焦点乱視入り(Panoptix、Vivity、Odyssey) 約28万5千円(税別)
手術費用は健康保険証での治療費に選定療養費が追加となります。詳しくは診察時にご説明しますが、単焦点眼内レンズの自己負担分費用に追加となります。1割負担で多焦点乱視無しでは片眼で約1万6千円プラス約28万円(税込)の合計約30万円となります。
日本眼科学会の指針をご参照ください。日本眼科学会指針はこちらをクリック
3)主な取り扱い多焦点眼内レンズ(選定療養)
アルコン社(米国) Panoptix (3焦点眼内レンズ)
アルコン社(米国) Vivity (波面制御型眼内レンズ)
AMO社(J&J社)(米国) Odyssey (2焦点+EDOF眼内レンズ)
BVI社(米国) Finevision (3焦点眼内レンズ)
以下がPanoptixとVibityの比較となりますが、ざっくり言うと、近くの視力重視ではPanoptix。但し術後異常光視症(ハロー・グレア)が出る場合があります。近くの見え方はやや弱いが自然な見え方重視ではVivityとなります。
4)(国内未承認)多焦点眼内レンズについて
当院で以下の眼内レンズを取り扱いしています。(全額自費)
Mini Well Ready (EDOF眼内レンズ)
アドオンレンズ (眼内レンズ挿入眼術後追加レンズ・・・単焦点、多焦点、乱視入り)
詳細は診察時にご説明します。
5)その他
一般的な白内障手術の説明は日本眼科医会ホームページ を参照してください。
白内障日帰り手術について